電動車椅子


電動車椅子支給記

電動車椅子 「ヤマハ JWアクティブ」Pタイプ


2012年から外出時は電動車椅子を使用するようになりました。

2011年初冬

電動車椅子検討

今まで外出時には自走式の車椅子を使っていた。
自走式といっても、筋力の弱い私はほとんど車椅子を押してもらっていたし、トイレその他で移乗が必要な時は、ひじ掛けを上げて移っていたので、タイヤも20インチと小さめのもので、自走用と介助用の中間くらいの感じだった。

以前は外出といってもせいぜい病院程度だったので、診察やリハビリ時に病院内をちょこっと介助してもらって移動するのに、それほど不便を感じなかった。

最近、しばしば外出や旅行をするようになり、旅行の時は船の中や建物の中くらい自分で移動できたら便利だろうと思うようになった。
普段の外出時にも電動なら押してもらう必要がないので、介助者の負担を軽減できると思い、電動を検討する事にした。

パワーのある本格的な電動車椅子は使いこなせそうにない気がした。普通の車椅子を電動にしたような簡易型を検討する事に。

簡易型にもコントローラーで操作するタイプと自分で漕ぐのを電動アシストしてくれるタイプがあるようだが、私は上半身も筋力が弱いので、完全にコントローラーで操作できるタイプの方が良い。
ヤマハのJWアクティブという電動車椅子が良さそうだったので、ホームページを見ると、希望者は試乗をさせてもらえるらしい。
とりあえず、ヤマハに連絡して、JWアクティブの試乗を予約した。

2011年11月中旬

電動車椅子試乗

簡易型は普通の自走式車椅子に簡単にモーターを取り付けたようなタイプ。
サイズは普通の自走式車椅子と全く同じくらい、重さはさすがに普通の自走式よりはやや重いが、それほど違和感なく扱える。
ひじ掛けも上がるので乗り移るのも簡単。(これは個人的に必須)
フットレストは外側へのスウィングアウトのみだが、簡単に外せるので不便はない。

試乗してみると驚くほど小回りが利く。
ほぼその場で360度回転できる感じ。(ちょっと大げさだけど)
思ったよりずっとパワーがあり、けっこう急な坂でもスイスイ登れる。
逆に急な下り坂でも手を離せばしっかりブレーキが利くので怖さもない。

段差問題

ただ、パワーのある本格的な電動車椅子に比べるとやはり簡易型は段差には弱いように思う。
段差やドアの仕切りなど、3~4cmくらいまでの小さな段差はパワフルに登れるが、その一方で、5cm以上くらいの段差や、側溝のように一度少し下にさがってから上がる段差には弱く、自分では上がれない。

後輪の後ろに転倒防止の小さな補助輪のような物がついていて、それが前が上がるのを邪魔していて(それで安全なんだけど)、介助してもらっても前輪を上げるのが難しくなっている。
前輪が上がっても、進もうとすると補助輪が引っ掛かって後輪が空回りしてしまう事もあり、
どうやって上げてもらえばいいか悩んでしまう。

自走式の車いすなら段差の介助は、「後ろの棒みたいな所を踏んで体重をかけて前を上げて押してください」とお願いできたんだけど、この車椅子はどこを踏んでどこに体重をかけて前を上げてもらえばいいのか難しい。
補助輪を内側に畳んでもらえば前を上げやすいけど、そうすると後ろに転倒しやすくなるみたいだし。
どう扱えばうまく行くのか、どうお願いすればわかりやすいのか、これを考えるのが今後の課題。

私の家はマンションの玄関に10センチくらいの段差があり、一応スロープはあるけど、角度が急で自力では上がれない。
また、道路とマンション敷地の間の側溝の所にもちょっとした段差があり、そこも自力では上がりにくい。

道路とマンション敷地の間の側溝の段差は勢いをつけて斜めに上る感じで何回かチャレンジすると何とか上がれるようになり、マンション玄関の急なスロープは自分で上がろうとする力と介助してもらって押す力とで何とか上がれるようになった。

運転にもじきに慣れて、坂を登るのも長距離の移動もラクラクだ。電動にすれば介助者の負担をかなり軽減できそうだった。購入を決めた。
手帳を持っているので車椅子は補装具として交付していただけるらしいけど、支給には障害者センターに行って判定してもらったりする必要があるらしい。
面談が苦手で緊張してしまう私は判定に行く勇気がなくて、今まで自走式車いすなどはすべて自費で購入してきた。
電動車いすはかなり高価な物だけど、判定に行くのは気が重い。多少無理をしても自費での購入を考えたが、車椅子屋さんには「後々の事を考えたら支給してもらった方がいい」と勧められた。
思い切って交付をお願いすることにした。

2011年12月頭

センターでの判定

保健福祉課の担当のケースワーカーさんに福祉センターでの判定の予約を取って頂いた。
予約日、車で東京都心身障害者福祉センターに。ケースワーカーさんも立ち会ってくれた。

医務室のような所でまず理学療法士さんと面談。

その後、実際に電動車椅子に乗って操作してみる。
普段はどうなのかわからないけど、当日雨だったためか、建物内の廊下を行ったり来たりエレベーターに乗ったり、玄関の柱の間をクネクネとS字走行?した後、雨具を着て外に出て、歩道を進み、信号を渡ってぐるっと回ってセンターに戻るという感じだったと思う。

その後、医師の方の簡単な診断(主に問診)。
その後また理学療法士さんと話し合い、必要な機能をリストアップして行く。
簡易型の電動で操作は普通のジョイスティックで…と条件を上げて行くうちに、ケースワーカーさんが、その条件ならオーダーではなくヤマハのJWアクティブのセミオーダーで良いのではないかと助言してくれて助かった。
おかげで話がスムーズに進んだ。

支給して頂けるのは基本的に自分が行動するための装具で、介助者に介助して頂くための装備は一切補助されないとのことだった。
私は介助者用のブレーキがあった方が安心なので、後ろの手押しの所に私費で一つだけブレーキをつけてもらう事にした。
(一か所に付き5万円くらいかかるのでびっくり。ブレーキ一つで普通の自走式車椅子が1台買えてしまうお値段)
※以前、介助者用ブレーキを一つ付けてもらったら5万円くらいかかったと書いてしまいましたが、もう一度確認したら、介助者用ブレーキは2万円でした。(ブレーキを含めた)車椅子の価格と公費で補助して頂いた金額の差額の私費負担が5万円くらいでした。申し訳ありません。

2011年12月中旬

手続きいろいろ

車椅子屋さんと具体的な打合せとか、いろいろ書類手続きとか判定が下りて送って頂いた書類を車椅子屋さんに送ったりとか何かいろいろやったんだけど、けっこう複雑で訳が分からずに手続きを進めたので手順を覚えていない。

2012年1月下旬

電動車椅子届く

ついに電動車いすが届いた。
ヘタしたら半年くらいかかる場合もあると聞いていたけど、ケースワーカーさんのおかげでかなり早く手配していただく事ができた。
段差に多少弱いとはいえ、自分でちょっとした外出ができるのはかなり助かる。
マンション玄関前と道路との間の側溝の段差は上がるのが大変だったので、「うちで負担するので緩いスロープを設置して良いですか?」と管理人さんと自治会の方に伺ったところ、「マンション全体の問題だからマンション側でやります」と言って頂いて、急きょ理事会にかけてもらえて、わずか1か月くらいの間に使いやすい角度のスロープを設置していただいた。ありがたいけど、うちだけの事情でスロープを設置していただくなんて何だか申し訳ない・・・
おかげで自分でスイスイ出入りできるようになった。

車椅子生活になってからほとんど自分で外出しなくなってたけど、近場には気軽に出かけられるようになった。
旅行の時も客船の中くらいは自分一人で不自由なく動き回れた。
電動車椅子のおかげで行動範囲が広がりそうだ。ありがたい。

番外編・シートカバーの洗濯

JWアクティブのシートカバーはそれほど汚れやすい素材ではないと思うが、明るい色なので汚れが付くと目立ちやすい。
気をつけなきゃと思ってた矢先、さっそく何か食べ物を足の間に落としてしまい、シートに汚れが残ってしまった。
ちょっとおもらししてしまったように見えない事もない(笑)
普段の外出時は座ってるから汚れが目立つ事もないけど、病院などで椅子に移る時は、シートに染みがあるのはちょっとカッコ悪い。
こ、これは違うんです><、といちいち説明するわけにもいかない。

カバーを外して洗濯する事にした。
シートカバー
マジックテープで固定されてるシートをベリベリと剥がし、後ろのファスナーを開けてカバーを外す。中は固めのスポンジが入っている。
ポリエステル100%らしいから多少の選択で変質する事はないと思うけど、あまり劣化すると困るので、とりあえず軽く洗ってみる事にした。
カバーのシミの部分に洗濯用の液体洗剤の原液をかけ、少しこすり洗いをした後、洗面所にぬるめのお湯をはって、その中で軽く押し洗いをして、ぬるま湯でよくすすいだ後、洗濯機でごく軽く脱水して、物干し器に吊るして陰干し。
乾いたカバーを見たら・・・ガーン!シミが残ってる・・・
たしかシミの原因になった食べ物が油っぽいものだったような気もするし、少し時間が経ってしまったので、液体洗濯洗剤で軽く洗うくらいでは落ちないようだ。
シート自体には傷みも縮みもなく、洗濯くらいではほとんど変質しないようだった。

しばらくそのまま使ってたけど、頑張ってもう一度洗濯してみる事にした。
今度は多少の変質も覚悟で、容赦せず徹底的に洗ってみる事にする。シミ取りに効果があると言われる事をフルコースで試してみた。
まず、油汚れを落とすために、メイク落とし成分の入った液体洗顔料をしみこませ、洗濯用のブラシで軽くシャカシャカこすり洗いして少し置く。
その後、お湯に浸して今度は固形せっけんをこすりつけて洗濯ブラシで軽く洗う。
さらにシミのあったあたりに酸素系漂白剤のワイドハイターを染み込ませ、やや熱めのお湯を掛けて、数時間漬け置き。
軽く洗ってよくすすぎ、洗濯機で軽く脱水して陰干し。
乾いたのをみると・・・今度はきれいに染みが消えていた!
かなり過酷な事をしたけど、今度も目立つ傷みや縮みや色落ち等は無かった。
とりあえずスッキリ気持ちがいい。

番外編・雨具(レインポンチョ)迷走記

電動車椅子でしばしば外出するようになると、雨具の重要性が増して来た。

もちろん、以前から自走車椅子で介助して頂いて外出していた時も雨具は使っていたが、自分が濡れなければいいという程度の機能で充分だった。

しかし、電動車椅子で自分で外出するとなると、ひじかけや後ろのバッテリーのあたりまでカバーできる方がいいとか、でも、横は車輪に巻き込まれない程度の長さでとか、いろいろ細かい要望が出てくる。

以前使っていた子供用レインコートのような安いレインポンチョだと、後ろのバッテリーまでカバーできなかったし、窮屈でうごきにくかった。また、生地が厚いため、ちょっと動いた時に車椅子を操作するスティックが押されて、車椅子が勝手に動いてしまう事があった。

足元から後ろのバッテリーの上までギリギリカバーできるようなサイズのレインポンチョが欲しい。
できれば、柔らかい薄い素材で、後ろのポケットに入れておいて、急な雨の時は自分で取り出せてサッと着れる軽いものがいい。

車椅子用のレインポンチョ

ネットで調べると、車椅子用のレインポンチョで評判の良いものがあるらしい。
車椅子にぴったりなサイズで、細かいサイズも自分に合わせて選べるようだし、透明なので操作中の手元を見れるのもいい。
価格が6000円以上する。ちょっと高いけど、良いものであればお金には代えがたいので思い切って購入した。

届いてみると、確かにサイズや使い勝手、手元が見える事などは便利だけれど、私の用途には、ちょっとかさばり過ぎた。
しっかりした素材の透明ビニール製で、手元が見え、風にもめくれないのはポイントが高いが、しっかりした素材なだけに重く、身体をひねった時などにスティックに当たると車椅子が動くのが気になった。
畳むと結構大きくなり、車椅子の後ろのポケットに入れるとポケットから少しはみ出す。
厚みがあり、やや重みのある素材なので、自分でサッと取り出してササっと着る・・・のは手間取りそうだ。
風雨の強い日も外出しなければならない電動車椅子のヘビーユーザーが家から着て外出するにはいい雨具だと思うが、私のようにちょっとした備えの用途だったら、もっとペラペラのポンチョでいい気がした。

安いレインポンチョ

というわけで、今度は1000円以下の安いレインポンチョを買ってみた。
車椅子や自転車用に特化したものではなく、一般向けの軽くて大きな半透明のレインポンチョをサイズと重量で選んだ。
届いてみると、サイズはいいんだけど、両横の部分が手を通せるように下が接着されていて、車椅子の後ろまで開く事ができない。
安い物だから、手を通す接着部分をハサミで切って広げてしまう。
切り広げるとと今度は、後ろが長くなりすぎて、車輪に巻き込みそうで気になる。難しい。結局、後ろの途中を少し短く切り取って、アルミホイルで挟んではんだゴテで接着して長さを短くした。面倒だったけど、後ろもちょうどいい長さになった。
今回は非常に軽いし、半透明だし、これなら使い勝手がいいだろうと期待した。

が、軽いながらもパリッとした素材なので、意外に身体を動かすと操作のジョイスティックに影響してしまう。
がっかり。

アウトドアメーカーのサイクルポンチョ

薄いレインコート生地のような素材がいいかもしれないと思い、今度はアウトドア系のメーカーから発売されている自転車用のポンチョを検討してみた。

ロゴス(LOGOS)というメーカーの「サイクルポンチョ」を購入した。
これが私的にはストライクだった。
2千円前後くらいの価格で、1700円台くらいで売ってるショップもある。安いとは言えないまでも手頃な価格。

重量 190g、長さは前が 108cm 後ろが 81cm くらいらしい。
厚手の自転車用ポンチョだと500グラム以上あったり、軽いものでも300グラムくらいはあるので、190グラムと言うのはかなり軽量だと思う。

透明ではないし、薄いから強風には弱いが、ちょっとした雨にはこれで充分だし、フニャフニャの生地なので、スティックに当たっても動かないのがいい。
小さく畳めるし、軽いから取り扱いがラクチン。
自分で後ろポケットからサッと取り出してサッと着れるし、駅などではサッと脱いで、ひと気のない所でパサッパサッと軽く振って水を切れるし、それをレジ袋にでも入れれば邪魔にならない。
色も地味な茶色と目立つ黄色を選べるのもいい。

サイズは後ろがちょうどバッテリーが隠れるくらい。
前は足先がちょっと出るくらいになってしまうので、足元は使い捨てのレジ袋を履いて雨を防ぐ(笑)

ヘビーな用途に向かないかもしれないけど、私と同じような用途の雨具を探している方には、これはお勧めだと思います。

 

 

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当サイトの管理人。 昭和30年代生まれの高齢オタクです。 筋肉の難病で車椅子生活をしていますが 初音ミクで音楽を作ったり、コミpoでマンガを作ったり、 客船で旅行したり、サッカー観戦したりと 脳天気な生活をしています。 http://ii.la/narida/